Eye-Fiと海外旅行のセットでの検索ワードが多いので、需要あるかわかんないけどEye-Fi使用感をレビューしてみたいと思います。
使用したEye-Fiは、ProX2です。Eye-Fiを導入した理由は以下の通り。
(1)海外旅行で、写真へのジオタグの自動追加を使いたかった。
(2)旅先の夜に、iPadにデジカメから写真を送り(ダイレクトモード)、仲間や家族と眺めたかった。
(3)デジカメの写真を、旅先でiPhone・iPadにダイレクトモードで転送(全てではなく任意のファイルのみ)し、Twitterに載せたかった。
という3つの目的です。実際に1ヶ月と少し使ってみてわかったのは、3つの目的は同時に達成しません! (達成する方法があれば教えて欲しいです…)
ジオタグ機能について
まず、(1)のジオタグ。ジオタグ自体は結構機能します。全然違う場所のタグが付けられることもザラなんですが、GPSじゃないのでまあこんなレベルかなと。
台北4日間の旅行では以下の写真の感じになりました。iTunes経由で写真をiPadに入れると、ちゃんと地図になって表示されます。台北自体がかなり無線LANが発達しているのもあると思いますが、実用範囲ではないでしょうか。特にジオタグのために今までと違う使い方などはしてません。赤いピンが写真の撮影ポイントで、縮尺が大きければ大きいほどピンは集約されます。
このようにジオタグ機能自体は結構使えるんですけど、ジオタグを付与するには条件があります。ネットワークに接続してる無線LAN経由で転送する場合じゃないとだめみたいなんです。つまり、ほとんどの人の場合は自宅ですね。この仕組みは、写真をパソコンにLAN経由で転送する際に、Eye-Fiのサーバーからタグが付与されるため…だと思うのですが、詳しいことはわからないです。(ちなみに、SDからPicasaなどにそのまま取り込んでもジオタグは付きません。ただし、SDカードをスロットに挿してネットワーク経由でEye-Fiのソフトに転送する場合はジオタグが付きます。)
※公衆無線LANからEye-Fiサーバーにそのまま送ればジオタグ付くかもしれません。ただ出先で無線LANに接続してないので、わかりません。誰かやってみてください(笑) ただ公衆無線LANはちょっと実用的じゃないかなあ。
要するに、iPadやiPhoneにダイレクト転送すると、ジオタグは付きません! しかも、写真の転送は各ファイル1回のみという制約があるみたいなんです。(あってますよね?私の場合はそうでした)。つまり、出先でダイレクトモードを使ってしまうと、家でパソコンに転送されないんです。というわけで、(2)の目的を達成するためには、(1)を諦めなくてはなりません…。
ダイレクトモードについて
(2)のダイレクトモードも結構ちゃんと機能します。ただ、前述のようにダイレクトモードではジオタグが付けられないことを知ってからは使ってません。事前の設定が必要ですが使い方は非常に簡単で、設定さえすればEye-Fiのアプリを起動してデジカメの電源を付けておくだけで、勝手に転送してくれます。転送された写真はiPadのカメラロール(写真を撮ると入るところ)に保存されます。その場で友人に送ったりもできるので、これはこれで便利です。iOS5からはiPad/iPhone上でアルバムの編集ができるようになるらしい(?)ので、ジオタグさえ諦めれば結構使えるのではないでしょうか。
ただ、瞬時に転送されるわけではないので、撮影しながらiPadで確認…なんていうのは難しいかもしれないです。
私の場合は、ジオタグも機能も捨てられないのに加えて、Picasaで補正したいのでダイレクトモードはおそらくもう使うことはないですね。
現地でのTwitter投稿について
そして(3)。(2)の部分で触れなかったのですが、Eye-Fiってそのままの設定では転送する写真が選べないんですよ。ダイレクトモードをスタートさせると、まだ転送されてない写真から順番に転送がはじまるし、パソコンへのネットワーク経由の転送も同じです。ただ、画像をプロテクトにするとそれだけ転送してくれる機能があります。パソコンで設定できます。大量に転送する場合はちょっと不利かもしれませんが、特定の画像だけ転送することは可能のようです。
実は、この機能に気づいたのが台北から帰ってきてからなんですよ…(泣) だから使用感がわかりません。スミマセン。ただジオタグを第一優先にしたいので、自分には合わないかなと思ってます。
使用想定の変更を余儀なくされる
・Eye-Fi X2購入前の想定(フロリダ編)※妄想
パーク内でそこそこジオタグが付き、良い写真が撮れたらその場でiPhoneに転送し、iPhoneからTwitterに投稿して現地にいるぜ主張をして自己満足し、ホテルに戻ったらiPadでみんなで写真を鑑賞する。良いのがあればそこでまたTwitterやFacebookに投稿する。帰宅後、パソコンで写真を補正し、リゾート内のいたるところに付く赤いピンを眺め、Picasaで写真を仲間と共有する。
・今回の台北旅行を経て、現実的なプランへ変更する
パーク内でそこそこジオタグが付き帰国後に付くかもしれないジオタグに期待しつつ、良い写真が撮れたら良い写真が撮れそうなところでiPhoneで撮影しその場でiPhoneに転送し、iPhoneからTwitterに投稿して現地にいるぜ主張をして自己満足し、ホテルに戻ったらiPadデジカメでみんなで写真を鑑賞する。良いのがあればそこでまたTwitterやFacebookに投稿する。帰宅後、パソコンで写真を補正し、リゾート内のいたるところに付く(予定の)赤いピンを眺め、Picasaで写真を仲間と共有する。
それでもこの商品には満足している
理想とはかなり違う商品でしたが、ジオタグだったり自動転送だったりがかなり面白いので、買ったことに後悔はしていません。ただし転送中Eye-Fi自体がかなり熱くなるので、デジカメ本体に悪い影響を与えないかということが心配です。(転送する写真の枚数が多いときは、パソコンのSDスロットを使ってます。)転送にかなりバッテリーを使いますが、普通に撮影している分にはそこまで影響は感じませんでした。
さいごに
実際に使ってみての話があまり見つからなかったので書きました。自分にとっては設定が複雑な部分もまだまだたくさんあって、もしかしたらここで「出来ない」とされてることも本当は出来るのかも…?しれないので、もしそのようなことがあればTwitterなりコメントなりで残して頂けるとありがたいです。
コメント
コメント一覧 (4件)
8割がオランドーの為に買ったEye-Fi!! ブログ書きました Eye-Fi ProX2で海外旅行してみたレビュー http://t.co/BLf5cpuw
ダイレクトモードだとジオタグつかないのか。Eye-Fi ProX2で海外旅行してみたレビュー | mobilis.clip http://t.co/4qAvJmyp @zenbackさんから
Eye-Fi ProX2で海外旅行してみたレビューhttp://t.co/17CYSjYx