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劇団四季・リトルマーメイドを観ました

チケットが飛ぶように売れているらしい、劇団四季のリトルマーメイドを観てきました。中身に触れますので感想は続きに書きます。

目次

楽しいミュージカルだけど1回でいいかなという印象

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結論から先に申し上げますが、上に書いたとおり「楽しいけど1回でいい」という感じでした。ひとつの「リトルマーメイド」のミュージカルとしてしっかりまとまっていて、それぞれに良いポイントがあるのだけどそれ以上でもない…というのが正直な感想です。

じゃあ何が良かったって?

舞台芸術とフライングが素敵だ

空間をフライングで泳ぐ人魚ばっかり取り上げられるけど、それより特筆すべきなのは個人的には舞台芸術だと思いました。美女と野獣のミュージカルなんては、アニメーションの世界そのままをミュージカルにしていて、悪く言えば「これって豪華なテーマパークのショーじゃないの?」と思ってしまうほどの安直なミュージカル化なのですが。リトルマーメイドはミュージカル化するにあたって、しっかりと独自の世界観に再創造されております。ライオンキングのミュージカル化ほどの衝撃はないにしろ、かなり好みの演出だったので気に入りました。

しかしその「ミュージカル独自の世界観への再創造」が諸刃の剣でして、びっくりするほどセットがシンプルです。エリックの船やお城は絵本の挿絵を切り出したような「手描き感」「平面感」を重視したセットとなっており、ライオンキングやウィキッド、オペラ座の怪人等のインパクトには足下にも及ばないです。なのでそういった豪華絢爛なミュージカルを好む人々はガッカリするんじゃないでしょうか。このシンプルな舞台芸術を受け入れられるか・受け入れられないかで印象が全く異なる気がします。

個人的にはシンプルな舞台芸術(とマッチした独創的な衣装)が本当に素晴らしく、気に入りました!

では、肝心のフライング。こっちは想像以上にすごかったです。ディズニーシーのマーメイドラグーンシアターでフライングは相当見慣れてしまっているから大して驚きはないかなあと思っていましたが、照明やプロジェクター、半透明な幕(?)の使い方によってマーメイドラグーンシアターのそれとは別次元の空間が演出されていました。実際に泳いでいるように見せるための俳優の演技もしなやかで、素敵でした。

そしてフライングの効果を更に高めているのが独創的な衣装。ひらひらと布ををたなびかせることで水の中を泳ぐ姿を芸術的に表現し、ため息が出るような美しさでした。

しかしびっくりするほど軽いんだな

1つのミュージカルとして満足できる完成度なのに、なんか軽い印象を受けるのですね。よく言えば「クセがない」とも言い換えられるのだけど。ミュージカルをそこまで多く観てない自分が言うのも問題ありwかもしれませんが、本当にアッサリと、軽く終わります。

軽くなってる最大の要因はカットされまくりのストーリーかも…しれません。アニメーションにあったシーンがたくさんカットされてます。まあ、カットの是非についてはちゃんと意図があると思うし個人的には別に良いかなと思いますが。

それから、舞台に登場する俳優さんの人数がかなり少ないと思われます。シンプルな舞台芸術と相まって、かなりコンパクトなミュージカルに感じるんですね。

観る価値がないのかと訊かれたら、んなーこたない

軽いだのアッサリだの散々言いましたが、ライオンキングやオペラ座の怪人のようなものを期待せずに観れば1つの作品として十分に満足できると思います。ブロードウェイで大ヒットとばしてる作品と、ブロードウェイで失敗してリメイクされたこのリトルマーメイドを同じ土俵に並べること自体に無理があるんですね。

しかし問題としては、チケットが取れないこと(笑)良くも悪くも、ミュージカルの元となったリトルマーメイドというアニメーションの力が強すぎて、(前評判がほとんど無いのにも関わらず!)異常な人気を呼んじゃってます。まさに異常事態。落ち着くまでにしばらく時間がかかりそうですね…。

もし劇団四季を一度も観たことない知り合いで「リトルマーメイド観たい!」って人がいたら、僕ならライオンキングかウィキッドを迷わずオススメするのですが。

★以下ストーリーの中に触れます

あと最後に言いたいこと

なんでシェフ・ルイがオネエなの!?wwww 面白いから良いけど少し腑に落ちないよ。あとヴァネッサのくだりがないとか何事!!!!!ヴァネッサの隠れファンとしてはやりきれない思いでいっぱいです。だけどマックスいないのは許す。着ぐるみになりそうだから。フランダーのへたれ具合はボック(ウィキッド)のそれと被る。

以上!

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この記事を書いた人

海外旅行とディズニーと建築をこよなく愛します。
旅行記をこちらのTIKIKITI.JPで書いています。
Maihamazingもやってます。

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